パワーストーンの意味・解説/アゲート(メノウ)

アゲート Agate

 今回は、アゲート(瑪瑙めのう)の解説をします。
  1. パワーストーンのパワー効果・意味の解説
  2. 鉱物学的解説

1:パワーストーン【アゲート】の効果・解説

 持ち主に勇気や自信、行動力をもたらし、パワフルさ、バイタリティなど、活力を高めてくれる、とされるパワーストーンです。

極度の緊張から解放され、自分らしさをスムーズに表現できるようになることから、人間関係も円滑になり、トラブルを防いでくれると言われています。

また、気持ちが安定し、粘り強さもアップするとされます。

アゲートの種類による解説は、以下のようになります。
  • モスアゲート(苔入り瑪瑙) MossAgate
 緑泥石などが入り、文字通り、苔(こけ)が入っているように見えます。
特に浄化作用が強く、エネルギー値を高め、マイナスの波動をシャットアウトしてくれると言われている、パワーストーンです。
  • デンドリティック・アゲート DendriticAgate
 マンガン鉱物の一種が入り、葉の化石が内包されているように見えます。
スピリチュアル要素が強く、癒しの効果が高いパワーストーンとされます。
  • サードオニックス(紅縞瑪瑙) SardoOnyx
 瑪瑙のうち、平行に縞が現れたものをオニックスといい、その中で、紅色と白色の縞目になっているものを指します。

 コミュニケーション能力を引き上げてくれると言われているパワーストーンです。大切な人との気持ちの繋がりをサポートしてくれる、とされています。

※オニックスに関しては、別途ご紹介します。

2:パワーストーン【アゲート】の鉱物学的解説+α

 鉱物グループ:酸化鉱物
 鉱物名:瑪瑙(めのう) Agate(アゲート)
 
 玉髄(ぎょくずい)の中で、紅色や縞模様の美しいものを瑪瑙と呼びます。隙間には、液体や気体を含むこともあります。
人工的に着色することも可能です。

 瑪瑙の歴史は古く、多種多様に利用されてきました。
三種の神器の一つである、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の「瓊」は、瑪瑙のことを指すと言われています。

また、瑪瑙と呼ぶのは、馬の脳に似ているから、というややグロい理由からだそうです。

 日本海沿岸(福井など)で産出されていましたが、現在の加工品は、ほぼブラジル産のようです。産出自体は、南米、ドイツ、オーストラリアなど。
 
劈開(※1)はなく、モースの硬度計(※2)では、6.5~7です。
水晶の仲間ですが、層状になっていることから、水晶よりやや硬度が下がります。

結晶の形は、三方晶系。
条痕(※3)は、白色。

化学組成式:SiO₂

※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。

※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。

※3:条痕 鉱物の粉末の色を言います。