パワーストーン意味・解説/ブラッドストーン
ブラッドストーン Bloodstone
今回は、ブラッドストーンの解説をします。
- パワーストーンのパワー効果・意味の解説
- 鉱物学的解説
1:パワーストーン【ブラッドストーン】の効果・解説
古代より、魔術や医術に使われてきた、歴史のあるパワーストーンです。
古代ギリシャでは、この石の赤い斑点は太陽の力を宿すと信じられていて、内面のサポート-勇気や知性など-としてだけではなく、出血を止めるための内服薬としても利用ていました。
中世においては、この石の赤い斑点は、イエス・キリストの聖血と信じれていて、強大なエネルギーが、持ち主のエネルギー値を高め、悪しきものを浄化し、清めてくれるパワーストーンとされました。
更に、名声や長寿、血行改善、ヒーリングなど、その効果は多岐にわたると伝わっています。
また、人間関係に恵まれるようになるともされ、対人関係で傷付きやすい心も守り、タフな精神力がもたらされると言われています。
2:パワーストーン【ブラッドストーン】の鉱物学的解説
鉱物グループ:酸化鉱物
鉱物名:碧玉(へきぎょく) Jasper(ジャスパー)
石英が酸化鉄を多く含んで不透明な塊状になったものを碧玉と言い、そのうち、暗緑色に赤い斑点が入ったものを血石(けっせき)-ブラッドストーン(Bloodstone)と呼びます。
古代においては、Heliotropium(または、Eliotropia)と呼ばれていたようです。
産地は主にインドで、劈開(※1)はなく、モースの硬度計(※2)では、7です。
化学組成式:SiO₂
※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。
※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。