パワーストーン意味・解説/サファイア
サファイア Sapphire
今回は、サファイアの解説をします。
- パワーストーンのパワー効果・意味の解説
- 鉱物学的解説
1:パワーストーン【サファイア】の効果・解説
聖なる魂の石とされてきたサファイアは、冷静さ・明晰さをもたらすパワーストーンと言われています。
宗教的にも多く用いられてきた石で、キリスト教では、高位聖職者で枢機卿のみが、着用する指輪にサファイアを使用することが許されていたそうです。
この石は、特にスピリチュアル性の高いシンボルとして扱われることが多く、魂や哲学といった、形而上的意味合いを秘めています。
中でも、スターサファイア(ルチルの含有により、六芒星の光を持つ)は、「運命の宝石」と呼ばれ、持ち主の夢実現に向けてのサポートと幸運をもたらすとされます。
サファイアは、ほかにも恋愛成就・結婚運アップにも作用するとされ、また、子宝にも恵まれる、マルチなパワーストーンと言われています。
2:パワーストーン【サファイア】の鉱物学的解説
鉱物グループ:酸化鉱物
鉱物名:鋼玉 コランダム(Corundum)
日本名では、鋼玉(こうぎょく)と言います。コランダムの中で、チタン、鉄が含まれ、透明で青色のものをサファイアと呼びます。
同じコランダムにルビーがあり、こちらは酸化クロームを含み、透明で赤色になったものを指します。
赤色でも、薄い色の場合はピンク・サファイアと呼ばれます。
結晶の形は、六方晶系。劈開(※1)はなし。
モースの硬度計(※2)では 、9と、ダイアモンドの次に硬い石となります。
宝石に使われる石は、スリランカやオーストラリアなどから産出されます。
スターサファイアは、ルチル(Rutile-金紅石)という他の種類の鉱物の結晶が含まれ、研磨することで光が出現するというものです。
コランダム自体(宝石以外)は、硬いので、工業的にも多く利用されています。
また、非金属鉱物としては、比重(※3)が4.02前後と、重いのも特徴の一つです。
化学組成式:Al₂O₃
※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。
※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。
※3:比重 水を1とした時の重さ