投稿

パワーストーン意味・解説/ラブラドライト

ラブラドライト Labradorite   今回は、ラブラドライトの解説をします。 パワーストーンのパワー効果・意味の解説 鉱物学的解説 1:パワーストーン【ラブラドライト】の効果・解説  神秘的な光沢を持つパワーストーンです。 内面的な部分に働きかけてくれるスピリチュアル・ストーンで、リラクセーション効果も高く、気持ちの安定がもたらされるとされています。 と同時に、内なる活力を引き出し、毎日の生活の充実感が高まると言います。  また、強いエネルギーで持ち主の潜在能力を引き出し、開花させてくれるとされます。 発想力が豊かになり、集中力が高まると言われているので、クリエイティブな活動においてサポートしてくれるパワーストーンと言えます。 また、ラブラドライトの神秘の輝きは、邪気を払うともされています。 2:パワーストーン【ラブラドライト】の鉱物学的解説  鉱物グループ:珪酸塩鉱物  鉱物名:曹灰長石(そうかいちょうせき) Labradorite(ラブラドライト)  長石グループの斜長石の仲間で、青~緑色の閃光を一定の方向に放つもので、ラブラドル海岸に良質のものが産出されることから、この名で呼ばれます。 カナダのラブラドルのほか、フィンランドでも産出されます。 長石グループに含まれる有名なパワーストーンでは、ムーンストーンやサンストーン、アマゾナイトなどがあります。 結晶は三斜晶系に属し、劈開(※1)は完全、モースの硬度計(※2)では、6~6.5となっています。 成分により比重が異なるので、正確な測定により、斜長石のどの種類なのかを特定できます。 化学組成式:Na(AlSi₃O₈) ※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、 剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。 ※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類 されていて、 ①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。 ※4:条痕 鉱物の粉末の色を言います。

パワーストーン意味・解説/ロードクロサイト(インカローズ)

ロードクロサイト Rhodochrosite   今回は、ロードクロサイト(インカローズ)の解説をします。 パワーストーンのパワー効果・意味の解説 鉱物学的解説 1:パワーストーン【ロードクロサイト】の効果・解説  ローズクォーツ同様、恋愛の石と言われ、ロマンスや情熱をもたらすとされています。 また、「気」を活性化する効果が高く、勇気を与えてくれるとも言われています。  ロードクロサイトは、癒しのエネルギーが強く、心が傷付いている時に持つと、立ち直りを早めてくれるとされています。 傷心の時に陥りがちな、後ろ向きな考え方や、マイナスの感情などの悪循環から、解放してくれるとされるパワーストーンです。 そして、自信と気力が戻り、生活に張りがもたらされるようになるとされます。    持ち主の内面に温かく働きかけてくれ、魅力を引き出し、幸せになろうとする気持ちをサポートしてくれる、と言われています。 2:パワーストーン【ロードクロサイト】の鉱物学的解説  鉱物グループ:炭酸塩鉱物  鉱物名:菱マンガン鉱 Rhodochrosite(ロードクロサイト)  別名インカローズとも呼ばれています。 金属鉱脈中に産し、以前は北海道など日本でも産出していました。 海外では、アルゼンチンなど中南米に多く産出します。 透明感のあるものや、紅色で層状の模様のあるものが重用されます。 コロラド産のピンク色の美しいものは、とても人気が高く、高価です。  結晶質のものは劈開(※1)は完全で、緻密塊上のものは劈開が不鮮明である性質を持ちます。結晶は六方晶系に属します。 条痕(※2)は、いずれも白色で、モースの硬度計(※3)では、3.5~4とかなり柔らかいのも特徴です。  化学組成式:MnCO₃ ※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、 剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。 ※2:条痕 鉱物の粉末の色を言います。 ※3:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類 されていて、 ①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。

パワーストーン意味・解説/トパーズ

トパーズ Topaz   今回は、トパーズの解説をします。 パワーストーンのパワー効果・意味の解説 鉱物学的解説 1:パワーストーン【トパーズ】の効果・解説  トパーズは、古代エジプトでは太陽神の象徴とされ、太陽のエネルギーを持つパワーストーンとして、尊ばれていました。 太陽のエネルギーを放つことから、人の生命エネルギーに直接働きかけると考えられています。 災いを跳ね除け、 心身ともに強化してくれるパワフルな影響力を持つとされ、 緊張やストレスからの解放をうながすと言われています。 感情の起伏が激しい人が持つと、精神的な安定が図れる効果が高いとされています。 また、コミュニケーションを必要とする仕事を後押ししてくれる、とされるパワーストーンで、周囲からの評価が高まると言われています。 2:パワーストーン【トパーズ】の鉱物学的解説  鉱物グループ:珪酸塩鉱物  鉱物名:トパーズ Topaz  日本名では、黄玉(おうぎょく)とも言います。 通常は無色透明~淡紅、帯緑色などで、イメージにある黄色の宝石のトパーズは、インペリアル・トパーズと呼びます。 見た目から石英のシトリンと混同されがちですが、鉱物としては全く別物です。 また、無色透明のトパーズでも宝石として扱われることもあります。 水色のブルートパーズも人気がありますが、こちらは無色のトパーズに放射線を照射して、色を変化させたものになります。 天然でもブルーのものはありますが、薄い色味なので、小さくカットしてしまうとほとんど無色に近くなってしまいます。  トパーズは、ペグマタイト(※1)や錫鉱脈などに産出します。 産出国としては、ブラジルやパキスタンなどがあげられます。 一定の角度に完全な劈開(※2)があり、 結晶は、 斜方晶系柱状です。 モースの硬度計(※3)では、8、条痕(※4)は白色です。 化学組成式:Al₂(SiO₄)(F,OH) ※1:ペグマタイト 地殻中で、有用鉱物が集中している部分- 鉱床のうち、結晶が大型化される、主に花崗岩質の鉱床を指します。 ※2:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、 剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。 ※3:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類 されていて、 ①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示しま...

パワーストーン意味・解説/ひすい(ジェダイト)

ひすい輝石(ジェダイト) Jadeite   今回は、翡翠(ひすい・ジェダイト)の解説をします。 パワーストーンのパワー効果・意味の解説 鉱物学的解説 1:パワーストーン【翡翠(ひすい)】の効果・解説  ヒスイは、日本でも縄文時代から、呪術・霊的パワーを放つツールとして勾玉などに利用されてきた歴史を持ちます。 ヒトに限らず、あらゆる生命体に影響するスピリチュアルなパワーストーンとされてきました。 長寿や無病息災のお守りでもあり、また、「哲学の石」とも言われ、知的向上・応用力や記憶力の向上を促し、物事の成功へと導いてくれると言われています。 的確な判断力アップにも働きかけてくれるので、商談の時に持つと良いとも言われています。 また、恋愛にも大きな作用をもたらすとされていて、相手との心の交流がスムーズになるとされるパワーストーンです。 2:パワーストーン【翡翠(ひすい)】の鉱物学的解説+α  鉱物グループ:珪酸塩鉱物  鉱物名:ひすい輝石/硬玉 Jadeite(ジェダイト)  縄文時代から、勾玉などの宝飾品として利用されてきた歴史を持ちます。 日本では、出雲大社の宝物殿のヒスイの勾玉が有名で、 世界的にみると、マヤ遺跡で発見されたバカル王の翡翠のマスクがあげられるかと思います。 また、中国でも「玉」と呼ばれ、高貴な宝飾品の材料として使われていました。 いわゆる「ひすい」と呼ばれる石には、「硬玉」と「軟玉」があり、この硬玉( Jadeite)は、 輝石に属します。 軟玉(Nephrite)は、透角閃石に属します。 中国で玉として利用されていたヒスイは、この軟玉にあたります。  ヒスイ輝石は、輝石に属してはいますが、主成分はナトリウムで、普通輝石とは異なります。蛇紋岩中に塊上で産出し、日本でも新潟や富山、兵庫など、海外ではロシアやミャンマーなどが産地として挙げられます。    ヒスイと言えば、緑色を思い浮かべますが、通常は白色がほとんどで、鉄やクロムが混入して緑色になったものが宝石として重用されています。  非常に硬く、割れにくい性質を持ちます。モースの硬度計 (※1) では、6なのですが、構造的に繊維状の集合体となりやすいため、強靭となるわけです。 劈開 (※2) は完全で、結晶は単斜晶系にあたりますが、単独の結晶になることは稀です。 化学組成式:NaAl(Si₂O₆) ...

パワーストーン意味・解説/カーネリアン

カーネリアン Carnelian   今回は、カーネリアンの解説をします。 パワーストーンのパワー効果・意味の解説 鉱物学的解説 1:パワーストーン【カーネリアン】の効果・解説  やる気と行動力・勇気を象徴するパワーストーンです。考え方をポジティブに導いてくれるので、何事にも積極性が生じてくると言います。 古代エジプトでも、戦士が勝利の護符として利用していたようです。 就職活動や資格試験など、勝負の時に活力をもたらし、自己実現に向けての集中力が高まるとされます。そのため、自身の力を十分に発揮できるようになるとされています。 自分がどうあるべきか、どこへ向かうべきかといった方向付けのサポートをしてくれるので、迷いのある時に持つと良いとされます。  また、人間関係がスムーズにいくように働きかけてくれ、説得力や存在感がアップ、生活に張りを感じるための、後押しをしてくれるパワーストーンとも言われています。  体力的にもエネルギー値を高め、温かい波動で持ち主を包み、プラス思考へと導いてくれるという、力強いパワーストーンと言えます。 2:パワーストーン【カーネリアン】の鉱物学的解説+α  鉱物グループ:酸化鉱物  鉱物名:紅玉髄 Carnelian *玉髄 Chalcedony    隠微晶質の石英の結晶が固まったもの-玉髄(ぎょくずい)の中で、酸化鉄を含み、黄~紅色・半透明で、縞模様のないものを紅玉髄(カーネリアン)と 呼びます。 日光に当て続けると、色が濃くなる性質があります。  ちなみに、酸化ニッケルにより緑色になったものは、緑玉髄 Chrysoprase(クリソプレーズ)と言います。  また、玉髄の中で、縞模様が美しいものを瑪瑙(アゲート)と呼びます。    主な産出国はインド、ブラジルです。 劈開(※1)はなく、モースの硬度計(※2)では、6.5~7です。 結晶の形は、三方晶系。 条痕(※3)は、白色。 化学組成式:SiO₂  余談ですが、鉱物や宝石名を形容表現として、作品中に多く登場させている宮沢賢治さんですが、この玉髄の使用頻度も高いです。 特に、空の雲を表現してることが多いようです。   ※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、 剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。 ※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩...